クリティカルシンキングの鍛え方 THINK AGAIN アダムグラント①(洋書解説)

仕事

頭が良くなりたい、他人と違った人生を送りたい。

そんな方に参考となる1冊をご紹介したいと思います。

THINK AGAIN アダムグラント

ペンシルベニア大学の組織心理学者 アダムグラント氏が書かれた本。

ORIGINALS GIVE AND TAKEなど大ヒットばかりを

出してきたこの著者の最新作です。

日本語版が出るのを待っていたのですが、

一向に出る気配がないので、英語版で読みました。(まだ途中までしか読んでいない。)

本日は、このTHINK AGAINを参考に

私の意見もふんだんに交えながら、

解説していきたいと思います。

読者
読者

この本はどんな内容?

一言で言うと、

直感を信じるのではなく、あらゆる視点を試す思考法を手に入れる本です。

ちなみに、日本語では「考え直す」という意味ですね。

この本では、多くの人が直感を信じてしまい、

誤った選択をしてしまうため、

再考する視点が非常に必要と伝えています。

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なぜ、直感を信じてしまうのか。

自信過剰

自信をもつことは必要ですが、

自分の能力を過度に評価してしまうと大変なことが起こります。

例えば、自分は大学でも成績優秀でサークルでリーダーも務めていたから、

普通の人よりも能力はあるはずだと考えているとします。

そうなってしまうと、自分の能力を疑わないので、

過度にリスクのある行動に移りやすくなります。ex)多額の借金をして企業して失敗

このように、自信を持ちすぎてしまうと

周りの意見を聞かずに取り返しのつかない失敗につながるのです。

自分に都合の良いものばかり見る

人は、都合の良い情報に惑わされます。

例えば、特定の化粧水が肌がきれいになるという考えを持っているのであれば、

その化粧水が肌にいいという情報ばかりを集め、

否定的な証拠が出ても見て見ぬふりをします。

こうなってしまうと、効果がないとどんなに証拠が出ても

自分に都合がいい情報しか集めなくなるので、

買い続けてしまうことになるのです。

これでは、後悔しない選択などできないですよね。

理性的なより良い結果をもたらす判断もできないはずです。

常識に縛られる

本書には、火事で逃げ遅れた消防士の話が載っていました。

消防士は、道具が入っているリュックを常に持たなければならないという

決まりがありました。

しかし、その火事ではそのような重いものをもっていると、

走るのが遅く逃げ遅れるのが明白でした。

しかし、多くの消防士がリュックを投げ出すことはせず、

その結果多大なる犠牲がでました。

いかがでしょうか。

このように、正しいとされている常識でも

非常事態には役に立たないことは多々あります。

常識に縛られてしまうと、生命の危険すらあるわけです。

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考え直すメリット

直感に頼ってしまう理由とデメリットについてみてきた

ところで、

本書のタイトルである「考え直す」ことのメリットについて

見ていきます。

本書では、この考え直すことを

「科学者のようにふるまうと定義しています。」

科学者になるとは、仮説を立てそれを

実践し、必要があれば柔軟に自分の考えを変えることです。

では、どんなメリットがあるのでしょうか。

売り上げが2倍になる

企業が倒産しないためには、

売り上げを出す必要があります。

そして、直感で大事な決断をする企業よりも、

考え直して科学者の視点で、

仮説を試していくという視点をもっている企業のほうが

2倍の売り上げを出せると示されています。

これは、よくよく考えてみると当然でしょう。

熟考に熟考を重ねた方が考えは洗練されていきます。

その結果よりよい判断が導きだされるのです。

新しいアイデアが出る

科学者のように考えるということは、

複数の視点で考えることにもつながります。

以下のブログにも複数の視点をもつことのメリットを記載しました。

複数の視点を持つことで、

自分の考えと他の考えが交わり、

新たなアイデアが出ることにつながります。

一人で悩んでて解決策が出なかったのが、

2,3人で考えるとアイデアが出やすくなるのは

これが原因です。

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科学者のようになる方法

では、科学者のようになるためには

どんな方法が考えらえるのでしょうか。

オープンマインド

本書では、こんな言葉が記載されていました。

知性とは、自分の知らないことを積極的に知ることである。

この言葉のように、本当に賢い人は、

高みに達しているように見えても常に学び続けています。

毎日、本を読み自分の仮説を徹底的に

試していく。

そのような姿勢があるからこそ、

賢者は賢者でいられるのでしょう。

皆さんも、オープンマインド(開かれた心)

をもって科学者のように日常生活を生きてみませんか?

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最後に

本書を読んでいて、

やはり考え続けるというのは、

非常に大切だと思いました。

そのため、自分や周りの意見は本当にあっているのか?

他の方法は考えられないのか?

という視点は非常に大切だと思います。

本書はまだ途中までしか

読んでいないのでざっくりとした説明になりました。

最後まで読んだら、

第2弾、第3弾を出したいと思います。

お楽しみに。

参考文献

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