目次
初めに
なぜか些細なミスをしてしまう。
ド忘れして、大事な予定を忘れてしまった。
物をよく無くす。
そんなことはありませんか?
そういったミスを防ぐために、
ダブルチェックをする。
人に指摘してもらうなどの事をしている
人もいるかもしれません。
ですが、それでミスは完璧になくなっていないはずです。
なぜ無くならないのか。
それは、ミスの根本原因である脳についての理解が足りていないからです。
本日は、精神科医の樺澤紫苑氏の絶対にミスをしない人の脳の習慣という本と様々な参考文献をもとに
解説していきたいと思います。
凡ミスをしてしまう原因
脳についての理解とは、どういうことなのでしょうか。
結論をいうと、
日常生活において、脳の機能を劣化させる
習慣を行っていることが原因です。
脳疲労
現代人は、毎日仕事や家事、スマホを見るのに
忙しく、休む暇もありません。
そのような生活で、疲れがとれないと
感じている方も少なくないでしょう。
ご存じの方も多いでしょうが、
そういった環境では、身体的だけでなく、
脳にも疲労が蓄積されています。
極端な例を挙げると
フルマラソンを走った後に、
数学の問題を解こうと思っても
解けないですよね。
十分な休息をとらないと解けないはずです。
ですが、現代では、
脳を酷使しているのにも関わらず、
十分な休息をとっている人が少ないのです。
それが、防げるはずのミスにつながります。
マルチタスク
マルチタスクとは、同時に複数のタスクをこなすことです。
電話をしながら、メールの返信をしたりなど、
多くの人が無意識にやっている習慣です。
しかし、人間の99%がマルチタスクをできるように
進化していません。
マルチタスクをしてしまうと、
脳の働きが急激に低下してしまいます。
その結果、
「なんでこのことを見逃してしまったのだろう」
というような凡ミスを起こしてしまうのです。
ミスを許容できない文化
今回は、ミスを防ぐことを題材に話していますが、
ミスを確実に防ぐのではなく、
できるだけ減らしていくためにはどうすればいいのか
という話をしています。
その中で、会社や学校でミスや失敗をしたら
めちゃくちゃ責められる。怒鳴られる
という環境にいたらどうなるか。
極限の緊張状態に脳が追い込まれ、
正常な判断ができなくなります。
人は、落ち着いている時に
最大限のパフォーマンスを出せる人が
多いので、
ミスを許容できない文化にいると
逆にミスが多くなります。
僕はこれを
「ミスのパラドックス」と呼んでいます。
ミスを許容できない文化が、多くのミスを誘発することにつながるのです。
そのため、失敗をしたら罵られる文化の会社や学校にいる
方は今すぐその環境から逃げてください。
以上の3つがミスをしてしまう原因でした。
多くの人がこの3つの原因のいずれかに
陥っているはずです。
ミスを防ぐメソッド
では、ミスを防ぐためにはどんな対策が考えられるのでしょうか。
人の失敗を観察する
人の失敗を観察することとミスの何が関係あるの?
と疑問に思った方もいるかもしれません。
人は、自分には甘く、他人のことは
客観的に見れるという習性をもっています。
そのため、過去の自分の失敗から学ぶよりも
人の失敗を外側から見て
失敗のパターンを見つけ出し
自分が失敗しないためにはどうすればいいのかを考える
方がミスを防げるのです。
実際に、世界一の投資家と呼ばれている
ウォーレン・バフェットの右腕の
チャーリー・マンガーは
人の失敗を記入する
失敗ノートを毎日とっているとのことです。
誰かに教える
勉強したことを他人に教えると
記憶に残りやすいと
以前に以下のブログで
お伝えしました。
実は、人に教えることで
のもう一つのメリットとして
ミスを防ぐことにつながります。
誰かに教えるということは、
どうやって作業を完了させるか、
勉強を行うか等
タスク完了までの道のりを
教えることです。
ということは、
自分がタスクを完了させるまでの
道のりを客観的に観察することにつながるのです。
その結果、
自分が間違えやすいところが明確化され
ミスを防ぐことにつながります。
運動をする
ミスを減らすために
運動をする
という結論に至る人は少ないかと思います。
しかし、ミスが
脳疲労によっておこることは
先ほどお伝えした通りです。
そのため、それを防ぐために
脳を回復させましょう。
精神科医のアンダース・ハンセン氏は
著書一流の頭脳の中で
運動は、脳機能を挙げるために大いに役立つと
述べています。
また、心理学の世界で
「運動をしないことは、うつ病になる薬を飲んでいるようなものだ」
と言われるくらい、
運動は、脳の機能を左右する大切な役割を行っています。
そのため、
脳疲労をなくし、ミスをなくすには
運動をしましょう。
脳のためにいいのは
有酸素運動で
息が上がるくらいがちょうどいいといわれています。
毎日10分でもいいので、
運動をしましょう。
終わりに
お伝えしたいことがたくさんあったのですが、
沢山の方法をご紹介しても
どれをやるべきかがわからない状態に
なるため、紹介する内容を
絞らせていただきました。
本日の内容で、
ミスの根本原因
その対策方法がわかったかと思います。
詳しく知りたい方は、
以下の参考文献を読んでください。
参考文献
コメント